温室

今更ですけどね。
先に観た人達が揃いも揃って「あっちゃん凄かった」を繰り返すので、どないやねん!と思っていたんですけど、色んな「凄い」が詰まってましたね〜。ものすごーくざっくり説明したいんですけど、げーじゅつ作品ゆえ、恐らくは観た人の数だけ解釈があると思うので、ここで私がざっくり話してしまうのはどうも違う気がして言葉を選んでしまうんですが、皆さんが凄い!と仰ってたのは、拷問シーンであることは間違いないと思います。本当凄かった。あの演出凄い。ぐろい。舞台の上の異空間で行われる公開処刑、というか、椅子に腰掛けた状態でヘッドフォンとヘッドギアで電波?を通すというか人体実験をされてしまう役だったんですけど、正直、吐き気がした。実際、軽くえづいた。いつもは消音に使うハンケチタオルですけど、この小さなタオルの中に隠れてしまいたいと思うぐらいの恐怖を覚えました。凄く気持ち悪かった。椅子から滑り落ちたあっちゃんの体の柔らかさも凄かったw膝から折れて後ろに倒れるの。そしてまたそこから立ち上がって椅子に座るの。体がかたすぎるでおなじみの私からしたらそれもまた偉業であり、なんつー身体能力!とまたひとつ「凄い」を追加。温室が動き出してからずっと、ご機嫌あっちゃんで、婆はほっとしておりましたが、充実が服着て芝居しているようなあっちゃんは大好物なので、これからまた、沢山の素晴らしい巡りあいを重ねていって、いい感じに肩の力が抜けるといいなあと思いました。あっちゃん真面目すぎて、凄い人を凄いと思いすぎてしまう節があると思うのだけど、その真面目さがあっちゃんを縛りつけているような気がしなくもないのよね。難しいとこだけどさ。そうじゃなくなった時、あっちゃんの世界はもっと広がるんじゃないかなあと思うわけです。偉大な先輩という名のレンガで積み上げた建物に視界を遮られてはいないだろうか。なんてな!!