忍たま再演初日

行ってきやした。えーっと、何から書いたらいいんだろう。とりあえず、いろいろ書いてしまうので、ネタバレ平気な方だけ「続きを読む」からどぞ。

※さっそく追記と修正しております。


さて、本当何から書いたらいいんだろうなあ。とりあえず、大きな変化といえば、フライングドラゴンがかなり小規模。正直、出てきて吹いたぐらいにミニマム。あの広いステージにあのサイズ。横幅がなさすぎた。色も水色(うすい青)になっていて、迫力は8割減。
(※追記 ちょっと初演見て見たらなんか同じっぽい!何故こう見えたのか?の答えはわたしの座席のせいなんでしょうか???後ろから数えた方が早いぐらいだった。ちなみにナナメに設置してた今回)
そのフライングドラゴンを背に歌っていた曲、「勇気〜絆〜 なっか〜〜ま〜〜」(たちむかえ!)あれが完全に別の曲になってました。あれは初演だけの歌になってしまった。寂しい。そして、勇気100%のアレンジがまさかのスカ。そして6年生には振り付けがされておりましてみんないい笑顔で踊ってました。そして、ステージを降りて通路をダッシュ、客席で手拍子。そして残念なことに1年生がいない。もう一度言う。勇気100%という締めの歌に、1年生がいない。私の見間違いであって欲しいのだけどいなかったと思う。19時開演のしわ寄せなのかな。わからないけど、いなかった。
個人的にちょっとがっかりしたのが赤壁。衣装はちょっと山賊っぽくってすごくかっこよかったし髭も素敵だったんだけど、キャラが別物すぎて。初代赤壁のクールさはない。けま先輩とキャラがだだかぶりしているせいか、6年生との差が見えなくて、スーパー忍者の風格が感じられなかった。やや軽めだったし。声が高いのもあると思うけれど、渋さもなく。最後の赤壁と新吉の別れのシーンも、なんかだらーっとしていて、あれ初演見ていないひとにどういう流れか伝わったのかなあと心配になるぐらい、さらーっとしてました。音も動きとリンクしてないから、ただ赤壁がうわーーーっていって、空を切っただけに見える。1年生、6年生、赤壁と新吉という縦のラインが崩れてしまった感じがして非常に寂しい限り。「お前は昔の俺だ」という事をわかりやすくするために、けまとキャラかぶせたのかもしれないけど、どうも赤壁のキャラの変化にはついていけませんでした。やっぱ赤壁にはカリスマでいて欲しかった。ストーリーの中で赤壁と新吉のエピソードの比重が軽くなってしまったのかなあ。
今回、天井からロープで降りてくる演出があったり、飛び降りる演出があったり、派手さが増してショー的要素が強くなったし、「忍術学園入学願書受付中」も、前回よりもいい意味で肩の力が抜けて、ちょっとチャラくてかっこよかったし、伊作っくんの飢渇丸クッキングは、メインボーカルが伊作でくのたまちゃんたちが合いの手で曲調もガラっと変わってかっこよくなってました。で、勇気100%もスカアレンジだし、とにかく全体的にかっこよさが増してましたね。前回は歌でも感動を呼んでいたと思うけれど、今回はそういうのみんな排除された感じです。感動よりもかっこよさが前面に出てた。なんというか、より今風な作風になった気がします。
前回との差といえば、八方斎!足が完治しているので(当たり前だけどw) すっごくよく動いてて、牢獄の中での乱太郎たちとのシーンもよりコミカルだったw おお!ちんげん元気!!と思ったよねw 後は、ドクタケ!ドクタケがすっごく面白かったです。セリフが増えたのもあるけれど動きやセリフを揃えて言う事が多くて、そこは客席からどっと笑いの声が上がってました。あれだけの人数が揃ってセリフを言うと、ここは笑っていいとこ!って提示されている感じがして、みんな思いっきり笑ってた印象。
そして!土井先生!! 土井先生の歌が1曲増えてました! 前回はただ喋っていた部分を、くのたまと山田先生との掛け合いを織り込んだ歌に変更されてました。おおお! と思ったけれど、あれちょっと歌いずらそうw なんというか、ミュージカル要素が減ったというか。んー。ミュージカルらしさはもう穴太と前説に凝縮されてしまった感じ。歌は歌、じゃなくて、ストーリーの補足的役割の方が強くなった気がします。
後は、ステージ上手にトランポリンが置いてあって、山田先生もドクタケも6年生もそれを使って登場したりしてたなあ。とにかく、派手さが増した。
アクション…これもまたちょっと、なんというか。文次郎なんかは特に、距離の開き具合が気になったかなあ。遠い。初日だからかもしれないけど、アクションは全体的に迫力不足だったように思います。6人の武器を使った見せ場の演出も変わっていて、前後かぶせてやるから、あまりメリハリがない感じ。視線が分散するのがもったいないなあと思いました。因みに「卒業」のメンバー紹介はそのままでした。今度の伊作っくんは、刀ぐるぐるはしないでちょちょいとかっこつけたあと、鞘にしまう時に手を切るっていうパターンでしたw 自分が歌う時は刀の持ち手の部分をスタンドマイクに見立てて歌っててノリノリでした。可愛かった。
変わった部分ばかり先に書いてしまったけれど、初演からの4人は良い意味でそのままでいてくれて凄く嬉しかったです。懐かしさがこみあげてきた。同じ人が演じるから同じになるとは限らないからこそ、嬉しかった。あー忍たま帰ってきたんだなあって思いました。あ、ただ長次…w 長次は若干「徹」が出てた気がしたなあ。プラスアルファでいろんな事してた。ケンキが迷いなく演じられますってブログに書いてたけれど、それは凄く感じた。こへもそのままだった。わたし、最初、6人出てきた時、わからないけど凄く涙出てきて。なんでだろう、わかっていたけれどわかってなかったんだよね。現実が。頭の中ぐるぐるしてしまって、切なくなっていた時にこへいたの「細かいことはきにするな!」を聞いて、吹っ切れました。あれに救われた。仙蔵もそのまま。みんなそのままだけど、セリフの言い回しに深みというか重みが増してて、こういうの成長っていうのかなあと思いました。
そしてそして。今回から加わった2人。けま先輩。すっごく良かった。初演で気になってたセリフ回しがあって、それだけいつもぴんとこなかったのだけど、今回それが変わっていて、凄く良かったです。その方が自然だよなあと改めて思った。けま先輩のがむしゃらさと戦うことへの執着がよく表れていたと思う。ちなみに、気になったのは、赤壁と戦って、文次郎に助けられて喧嘩になりそうなところを土井先生に止められて、赤壁を追うために動き出した時のセリフ。凄く良かったです。大きな言い回しの差はこれぐらいで後は初演けま先輩をたどるような感じだったけれど、彼自身の若さも加味したのかわからないけど、すっごく良かったです。好きだな今度のけま先輩。で、なんか最後になっちゃったけれど、伊作っくん。違う人が演じてますから別物なのは当たり前なのだけど、橋本伊作からちゃんと引き継がれている部分がいくつもあって、橋本伊作ファンとしてはとてもとても嬉しかったです。橋本伊作のいいところを広げてくれてた。橋本伊作アドリブだった飢渇丸愛にもさらに磨きがかかってましたね〜。微笑ましかった。伊作のキャラ設定に書き加えられてた感じ。後、陳内くんは声があっちゃんより細くて柔らかいので、より弱弱しい感じw だけど踊りと歌は得意っていうw ギャップ萌え、なのかな? あーただひとつ、気になったのが、けまがドクタケの元へ行った後、伊作くん膝ついて崩れたんだよね。あれはどうかと思ったなあ。あれをしてしまうと、その後、留三郎を信じようという伊作の言葉の重みが薄れてしまう気がしてならない。でもほんとそれだけ。これから10回演じてどう変化していくのか楽しみな伊作くんでした。解放された乱太郎たちを守ってる姿とか、私の好きな伊作そのままだったなあ。留三郎に包帯を渡す時の伊作とか、前回よりも濃く演じてあったし、大切な部分をちゃんと残してくれてた気がします。あ、ちなみに、飢渇丸、名前が少々変わりまして、まずは飢渇ソース→飢渇ムース→飢渇丸(きかつまる)※きかつがんでいいじゃん!というツッコミが入りますw で、最後は飢渇丸(きかつまる)リバース飢渇ムース!(雨で溶けたあと) といった感じ。そりゃ、頭のかたい私なので、あーここは橋本伊作の方が…という部分は多々あったけれど、*1 そりゃもうしょうがない!だってわたし、橋本伊作大好きだから!! 

※追記
そうそう!今回、お歌のハモリが凄いんです。そういう意味では歌にも力が入ってると思う。ただ方向が変わってきたのかなあ。と感じた。でもボリュームバランスは改善の余地ありだと思いました。きわどい。
以下こまかいとこちょこちょこ
・イケイケドンドンでほうろく火矢をキャッチボールするくだりの留三郎のこへいたモノマネはカットだった。
・イケメン流行のイケメンとは? の学園長先生の答えが ラップ調になってた。
・ドクタケ登場は 半分は下のステージに登場。上のドクタケさんたちは器械体操的なアクロバティックなポーズとってたw
・「冒険のはじまり」が短くなってました。1番終わったところで新吉が出てくるので、すーすーはくのくだりもカット。
・新吉を手当てする時、最初のころあった伊作の「長次」っていう呼びかけが復活していた
赤壁は天井から登場。でも武器おとしてたw 
・包帯を再びしまった時の反応も大きくなってた
・あと、ひょうたんと包帯と共にみかんの皮が新たに小道具として登場これをこへいたが持っていて、後に赤壁とあった時に出すという流れ。
・やしゃらいのくだりもそのまま健在。
・雷のくだりで仙蔵のセリフ「そこのところ気をつけること!」 に変わってた。
・飢渇クリームつまみぐいしたこへの喋り方が「くっちゅいた」みたいなかんじでちゃちゅちょになっててわろた
・仙蔵「もう寝ている!」に、こへいた「あ そう!」がプラス
・蚊のくだりはあったけど「五月の蝿〜」はなかった。
・穴落ちのくだりは見事に初演そのままだった。飢渇丸と刀持ってなかったけど。
・伝子と半子のくだりでお歌が登場。胃がキリキリ…というのを強調してた。
・こへ×赤壁のくだりは今回は上のステージでやっていた。
・「お前はもっていないか」でみかん出してちょっとバカにされてたw 
・止めをさされなかったこへいたの悲痛な叫びは今回もぐっときたなあ
・仙蔵×長次×伊作対ドクタケの殺陣もちょっと変わっていて、長次と伊作の背中合わせはなくてそこに仙蔵が一緒になっていた
・キャプテンタツマキのくだりも相変わらずww 無臭のとこまでしっかりw
・しつこくドクタケが戻ってくるとこもww
・包帯を解読のくだりの伊作っくんアドリブはなしでした。
・えーっと… 読めない! みたいな
赤壁が文次郎の声色を真似てしゃべる部分が増えてました
・おしゃれ水筒をおかしいといわれたあと「おしゃれは個性だ!」っていってた
・「やつと勝負がしたいのです」がわたしがきになってたところです
・文次郎がこのあと、わーってなって壁に頭をぶつけまくるシーンはちゃんとありました(DVDではカットだけど)
・あー!土井先生が説明するくだりがまるっとなかった気がするなあ…
・学園長先生の話はあった。で、留三郎が赤壁とー!って流れになってた気が。
・ちなみに、立ち位置がかわってて、みんなは下手から出てきてた
・「これは僕達の戦いだ!」言ってたのかなあ
・このへん、芝居がさらっと流れていて、どたばたしてたんだよなあ
赤壁が去っていく演出はかっこよかった
・ひょうたんをわたした後にメガネをつけるくだりはなくて、乱太郎たちに合った時に、乱太郎たちにみせしめかのように目の前でドクタケのメガネを奪ってかけてました。
・穴太が耳栓をしているっていうのがわかりやすくなってた
・牢獄の時はあの稼動式壁が格子状になっていてそれを前において、雰囲気出してました。
・そしてアクション連チャン
・こへいたは自分の番が終わったら下手で長次のを見てて、終わったらグータッチしてた
・弁当うりはなし
・文次郎の袋槍第1段階で先っぽ落ちちゃって、お客さん「あー!」ってなってた
・たぬき退きのとき、センターがしんべえなのだけど、しんべえ跳び箱飛びができなすぎるww
・で、この途中で既にうしろでティッシュセットして待機してたので、救急箱使ったシーンはなしですた
・あの、しゅたっって出すとこかっこよかったんだけどね
・留三郎の時に赤壁が出てきて助太刀したあとのセリフもかき消されちゃってたんだよねえ
・あーやっぱり「たちむかえ!」いい歌だよお〜
・なんでやめたんだろうか。
・寂しいかぎりだよ
・胸にしみたぞ…のあとの、肩を組むのもなくなったまま。
・卒業式んときの文次郎の入場、足と手が同じ動きだったw
・7年生の説明をされているときの仙蔵の気絶と、伊作の首ふりふりも健在w
・勇気100%いい曲だなああ
・泣ける
・今日、サビが土井先生のパートだったのに(乱太郎たちいないので)マイクがしんでて、元にもどるのを期待してか1回しはアドリブで対応*2して2まわしめから歌い始めた土井先生のとっさの判断に惚れそうになった。マイクも間に合ってより感動
・アレンジは変わってたけど途中の留三郎と文次郎の見せ場はちゃんとありました。

*1:イケメン流行のくだりとか

*2:歌わないで6年生にちょっかいだしてた