2日目!

きっちょんに泣き方が上手いと褒められました、ぷったんです。たかみな級のハイパー泣き虫のわたしですが、白目と鼻先がどんなに赤くなってもメークは崩しません(キリッ つけまだってそのままさ!(だてに何十年も泣き虫やってないぜ!) 泣くと全部ボロボロになるというひとは、垂れ流した方が崩れないでいいですよといらぬ助言をしてみるw あと、瞼をぎゅってしない。流れてくるまで拭かない。こぼれてきたのだけ拭く。上瞼いっさい触らない!*1これに尽きますw 
さて。以下いろいろ書いてます。もう観たひと向けに書いてます。まだの方は読まないで、当日ご自身でいろいろ感じて欲しいです。ちょいと書かせてください。すみません。


原作ほしいなあと思った。

ソーントン・ワイルダー〈1〉わが町 (ハヤカワ演劇文庫)

ソーントン・ワイルダー〈1〉わが町 (ハヤカワ演劇文庫)






※以下ネタバレ含む感想※  まだのひとは観ちゃやーよ (しつこくお知らせ)





今日2回目だけど、わたしはすっかりこの作品を愛してしまいました。もうわかる。これは見る度に愛しさが増す作品だと。観ている私がこうなのだから、きっと舞台に立っている人たちはその何倍何十倍もこの作品を、みんなで作っている瞬間を大切に、愛おしくて思っているんじゃないかって。この作品が楽しいだけじゃないのにこんなにも温かく感じるのは、そういう作品への想いもわが町を作る大切な要素になっているからではないかと。プレッシャーとか半端ないと思うんですよね、観ていて。手作りの音の大切さを彼ら自身が強く感じ、その音ひとつひとつに気持ちこめてやっているのが伝わってくる。静寂の中に静かに息を潜めている感じとこれから始まる熱のようなものがどんどん伝わってくる。ボーイズ&ガールズの結束凄いと思う。息があってないとできないこと沢山ありましたよね。いっぱいみんなで練習を重ねてきたんだなあって、でないとできない事なんだなあって。本当に素敵な作品です。あっちゃん本当に素敵な作品に携わっているんだなあって、幸せな気持ちにもなった。あっちゃんというきっかけから始まる私の観劇ヒストリーもおかげでさらに充実してきました。大好きがひとつ増えた。
愛情だけじゃなくて、観る楽しみも増してきていて。、舞台装置がほとんどなく小道具もない。照明と彼らの手作りの音と舞台監督の言葉と、後は私達のイマジネーションが全て。これが、とっても楽しいですよね。雪の中、いたずらして回るジョー、すべらないように雪のうえを踏んであるいて。だんだん見えてくるんですよね。雪は何cmぐらい歩道に積もってる、とか、あそこにポストがあって、とか。ちょっと遠くのお家のポストまでひょういと宙を舞う新聞などなど。舞台には黒と白しかないのに、とても鮮やかに伝わってくる。面白いですよね。
好きなシーンいっぱいあるけれど、小堺さんがストロベリーアイスクリームソーダを作っているシーンがとっても好き。
綺麗な赤い色したソーダ。ディッシャーで丸めたバニラアイス。グラスの形までくっきり。サイダーはきっと逆さに釣られてるのかもしれないなあ。言葉と動きだけなのに、なんだかとっても飲みたくなるんですよね、ストロベリーアイスクリームソーダ。これから始まる二人の会話を思うとますます美味しそうに見えてくる。ジョージが式の朝、エミリーの家でコーヒーを飲んでいる姿も凄い面白かった。お砂糖何杯入れてる、とか、熱そうだなあとか。
あと照明もすっごく素敵ですよね。二人が2階にいるシーン、それぞれの影が両方の壁に映し出されるのがとってもいいですよね。ロマンティック。途中何度も聴ける賛美歌もとても素敵。合唱コンクールの結果きちんと反映されてるっぽいですよね。あっちゃんにはジョーという役もあったけれど、アンサンブルとしても沢山やることがあって、大活躍でしたね。
倫也も凄い良かったですよね。年齢の前後がわかるんですよね。自然と。それも凄いなあと思ったし、第一声聴いて、あ、まったく別人…って。当たり前だけどはじめくんの影などどこにもない。中村倫也本人の声がもうわからなくなりましたw よく、何やっても○○!みたいな褒め言葉もあるみたいだけど、逆に、なんにもなれるカメレオンみたいだなあと思いました。意外と私、彼の出演作観てるけど、個体認識さほどできてなかったんですよね。それってそういう事なのかなあって。あんなにいい声してるのに声の記憶が一番ないの。不思議なことに。このひともまたひたむきに芝居と向き合っているひとなのかなと思った。あっちゃんと倫也が仲良くなるのも凄くわかる気がした。お互い認め合い高めあう最高の仲間なんだろうなあなんて。了くんと3人。(あくまで一個人の想像です) もしかして、もしかしなくても話がそれましたね。ふはは。
いやでもほんっとに楽しかった。もう鷲尾さんの笑顔を観ただけで号泣してしまうほどに、どっぷりです。カテコはみんなとってもいい表情ですもんね。あっちゃんのみならず。あっちゃんがさいたま〜のひとたちにも優しくてそういう姿みてるだけでも泣けてきちゃいます。あっちゃんの優しい日常を垣間見れる。菩薩の心、わかる気がする。(余談) 
そんな風にお互いを労い、支えあいながら、誰ひとり欠けることなく、千秋楽まで進んで行ってほしいと思います。

*1:なので号泣すると拭くのが追いつかず気づくと胸元から服までびしょびしょになるというw でもメークはそのまま(キリッ