6公演目 〜40名のキセキ〜

lady_killer2011-01-19

早くも2011のご幸運ラッキーを使い果たした感満載ですが、それでもいいと思えるほどに良い事がありました。

役者でもないただの気持ち悪いファンぷし子が、新国立劇場スタッフさま、わが町スタッフさまのご好意により、ステージに上り、舞台袖を見せていただくというわが町バクステツアーに参加させていただくことができたのです。
さらっと書いてますけど(書いてない)あのステージに上がらせてもらえたなんて今でも夢みたいです。神聖なる舞台の上に気持ち悪いオタクを上がらせてくれるなんて、一体何に感謝したらいいのでしょう。
ステージ、舞台袖(上手も下手も) しかけ種あかし、特別体験、質疑応答など盛りだくさんでしたが、貪欲なぷし子さんは閃いた。そして静かに動き出す。まさに迅速果断。ツアーの最中に、あっちゃんカテコ立ち位置から客席を見渡したり、ジョージのフリしてドア開けたり、あっちゃんが歩いていたルートをなるべく歩いたり、あっちゃんの小道具ガン見したりと、ミニツアー「あっちゃんを探して」(定員1名)をひっそりとしめやかに開催してました。最大限に楽しんで参りました。ええ、最大限に。全力で。(もちろん迷惑なんてかけてませんよ!!)(あくまでひっそり)
きっと嬉しかったんだろうね、ぷし子さん。ひどいだるさとひどい悪寒に今ごろ気づき、軽い気持ちで検温しましたらばなんと37.8度なう。
知恵熱出た/(^o^)\
※0歳3▲◎ヶ月のきも児

熱は出てますが幸せです。寒気しますが幸せです。本当に本当に感動した。スタッフさんもあったかかったし。あっちゃんが普段囲まれているアットホームな雰囲気を感じられただけでも非常に有意義でした。そういえばわたし、観劇中から、身体さすってたな・・・ ご飯食べた後いつにも増して、座ってるのが辛かったっけな・・・ でもね、知恵熱ならいいや。たしかに興奮したからね!

でも・・・風邪だったら・・・NOマスクで咳込むひとたち・・・・・(゚盆゚)

(※追記:本気で知恵熱でした)(ノ´∀`*)


ローヴァーズ・コーナーズの町の皆さんが風邪ひいていませんように。
明日は2回公演だもんね。
元気に乗りきれますように!!
風邪なら私が引き受ける!







以下メモです


回復次第書きたい。ネタバレ含んでいるのでご注意くだ!!

やっと書き終わりました(1月23日)゜'*・。.:*:・'゜☆'・:*:.。.:*:・'




【皆さんからご挨拶】
今回のバクステツアー、劇場のえらいひと(名前わすれた)、製作の茂木さん(あっちゃんブログにも映ってる女性のかた)、本物の(笑)舞台監督澁谷さん、劇場所属の舞台スタッフさん(お名前・・・ううう。とても素敵な肩でした。インカムで素早く指示されてる姿がかっこよかった) そして、うしろのブースに待機されてる照明さん。こちらに向かって手を振ってくださってとてもフレンドリーでした。皆さん本当に気さくで、あたたか〜〜〜〜く私達を迎えてくださっているのがこのわずか数分でよおく伝わってきて、さらにわくわくしました。

【まず質問コーナー】
・プロセニアム・アーチ
皆さん気になってませんでした? あの舞台上の枠。銀の太い棒でできてるアーチ。(ちなみに計算しつくされた21mmらしい) あれは、プロセニアム・アーチといって「客席からみて舞台を額縁のように区切る構造物」だそうですが、本来、通常の舞台の場所にアーチがあるのですが、今回はあのステージですからね。それであんな風に前に作ったそうで、出演者の皆さんはあの棒の内側が舞台、外側は違うという意識で芝居をされているんだそうです。ここに着目してお芝居を見てみるのも楽しいかも? 

・照明が生み出す立体感 床 (ナイスコロガシ)
あの素晴らしい照明。照明が生み出す様々な効果。その中で立体感を出すのに一役買っているのが床。特殊な床で手触り的にはプールサイドの床みたいな、ゴムを砕いているらしいのですがちょっとざらっとして押すとわずかに弾力があります。近くで見ると、すっごい荒いアスファルト(固まる前)みたいな感じ。
そして照明についての質問が上がったところで、その流れで照明を体感すべくステージへ。
※ナイスコロガシとは、舞台監督渋谷さんがこの質問に対して送った言葉w 

【シューズカバーを足につけ、いざ舞台へ】

・ステージに!上がった…!
おそるおそる1歩。この1歩に超緊張。だって神聖な舞台の上。近くても遠い場所。客席とフラットだろうとどんなに小さい小屋だろうと。演劇に携わるひとたちにしか上れない場所。否応でも緊張します。1歩乗せたときちょっと変な声でたもん。(気持ち悪い)(※知ってる) 

・両家の照明
まず両家の照明をつけてもらいそれぞれお家に入ってみることに。
・埋め込まれているバミ
バミる、とか言いますけど、要はいろんな位置、立ち位置やら小道具やらの置き場所をわかりやすいようにつけておく印みたいなもんですよね?これってたいてい、わかりやすく貼ってあって、それこそイベント系なんかは本人出てきてないけど名前が書いてあるテープでバミってあって、登場前にはふん!!みたいなね。そのぐらい、わりとよく目につくものなんですよね。でもわが町は全然わからないじゃないですか。上から見ててもよくわからない。したらまあ、これも舞台上がって気づいた事ですが、埋め込んであったんです。目立つのがいやだったんですって。凄いこだわりですよね。舞台装置ありませんといいながら、舞台上あちこちバミってあったらなんか・・・って、思わないともいえないよね、確かに。出入り口は小さいオレンジの▲が貼ってありました。ちなみにこれをウェブ家で確認し、すばやくジョージの気分でエアドアをあけました(はいバカきたよ) 
これだけでも大!興!奮!なのに、じゃあちょっと奥の舞台袖いきまーす、みたいな実にフランクな感じで、舞台裏へ
・舞台袖下手
いつもみんながはけていくところを進んでみると、やや細い通路が。危険な足元には「あぶないよ」なんてかかれてたりして。なにみてもいちいち感動していたのですが、右手にみえる早替部屋、小道具の椅子やテーブル。あーここにこうやって持って帰ってくるんだよね・・・などと、見えない幻影を探しはじめてしまったきも子。ややスイッチオン。そして左手には心臓部に近い指示や管理をする機械が。ここで出来ることがまた沢山あるのですが、要はスタッフさん達と連絡を取り合いながら進行していく舞台の管理や指示を出す場所。墓石の穴が開きだすのもここから指示して中のひとに伝えるとか。
・上演中ボタン
この機械についている大事なボタン。これを押すと電話などの外部の音をシャットアウトしてくれるんだそうです。上演中に電話なったら大問題ですもんね、うん。でもそんなこともあったようなことを話されてましたww 
・赤外線ライト
真っ暗でも人を認識できる素晴らしいカメラ。これで暗闇の中でキャストの方たちがちゃんとスタンバイできたかとか問題はないか、などチェックしてるんだそうです。茂木さんがステージにいって、それを映して実際どうなっているかを見せてもらったのですが、黒い服でも白く映るんですよね、不思議。この時の茂木さんがわかりやすくぴょんぴょん飛び跳ねてくださってて可愛かったです(こら)

・舞台袖反対側
じゃあちょっと反対側に移動しましょうか〜ってな感じでステージを横断。(…ね、凄いですよね) そして反対側の袖から舞台裏へ。入って左手に早替部屋が。茂木さんが電気もつくんですよ〜と教えてくださった。(やさしい) 中をガン見していると前方から音が。(のろまのぷしこ、いつも後手) 慌てて前に進むと早替部屋の隣におかれた台のうえにボーイズ&ガールズが劇中に使っている牛乳瓶カゴなどのさまざまな道具たちが!ひとつひとつ音を出してくれる澁谷さん。1つ、また1つ。うんうん。うなずく。次だ・・・次はあっちゃんが使ってたギーコギコだ!!(゚∀゚)  と思ったらまさかのスルー。 ̄|_|○ 小さく声出たよね。あっ つって。(いつも以上に全力) 
悲しみながら顔をあげると、机と椅子がっ! 私の目の前でちょいちょいとさりげなく机を触るご夫人に全力で怒りの念を送っていると、、、、
・葬列体験
劇中での霧雨の説明が。うんうん。それ昨日聞いたぞ。本当に降らしてるって。それを説明したうえでどうですか?葬列体験してみませんか?とのこと。(非常に不謹慎ではありますが)葬列!!参加したーーーーーーーーーい!!(不謹慎ですが) 濡れたくないってひとはよけて通ってくださいね、というわけでみんなで2列に並び葬列スタート!(ノリがおかしい) じゃあわたしエミリーポジションでひとのうしろに隠れながら進もうかなあとふざけていたらやっぱり出遅れ、最後の位置に。そなこなしながらいよいよステージへ。あ、棺をかつぐフリはさすがにしてません(※ねんのため) 霧雨は本当に細かくて濡れても問題ない感じでした。
・霧雨(実際はよけてる)
そうなんです。この霧雨うまいことよけて通ってるんだそうです。観てるとわかんないもんですよね〜。仕組みっておもしろいなあってしみじみした。
・墓石の中体験
そうしてまたステージに戻った私達を待っていたのは死人体験(゚∀゚)(テンションがおかしい) 交代でそれぞれあの穴の中に入らせていただきました。どこにしようかもの凄く悩んだのですが、ウォリーの低さはどうなってるのか知りたかったんだけど、あっちゃんのルートを辿りながら、あっちゃんがお迎えにいくじいさまの穴に入りました。(目的がおかしい) あ
・スリッパ・ひざかけ
わたしのとこはもこもこスリッパ、斉藤さんのとこはひざかけがあったとか。この中に50分座りっぱなしって大変ですよね。本当忍耐。体育座りでしばらくいるあっちゃんのお尻も心配ですが、こういう場面たくさんある気がする。ぐっと耐える場面。一時停止とかね。あの一時停止、上手のおばあちゃんの姿勢が本当につらそうで気になります・・・。上手のひとたちハードなの多いですよね。「
【客席に戻る】
たしかこの時に、星空の種あかし、じゃないけれど点灯前の状態を見せてくださいました。要は紐状のものにいくつもの電球がついているものが、たまのれんみたいにぶらさがっているんですけど、それが4列重なってあの不思議な奥行きをかもし出しているんですね。仕掛けって凄い。
国産車1台
じゃあ最後にまた質問ありましたら・・・という事で、汚い話ですけどという前置きありつつ、床のお値段を質問された方が。正確な値段は聞きませんでしたが、新車の国産車1台分ぐらい、とのこと。国立なのでそんなに予算もないそうで、最初は全面あの床を使用することになりそうだったらしいけど、製作の茂木さんの提案でステージ奥の一部は照明当たらないよね?それならいいよね?!ってことで普通の床になってるんだそうです。装置の有効活用という事でこちらの劇場はいろんな公演で使用したものを倉庫に保管し、別の公演で使うなどして予算の節約などに努めているのだとか。あの床も既に次の次あたりの公演で使用される事が決まってると仰ってました。
・倉庫
この流れで倉庫に余裕はあるんですか?との質問があがったのですが、正直いっぱいいっぱいだとかw で、この時だったかなあ。ステージの裏の裏を見せてくださったんですけど、すんごいステージの奥広いというか深いんですよ。名前忘れたけれどなんか特殊な舞台装置が一番奥にしまってありました。凄い広い。客席の2倍、ステージの奥があるなんてびっくりです。これきっとここだからなんでしょうね。何から何まで驚きっぱなし。

・ロビーにある、椅子や、ウェルカムボードは小道具の椅子や机と同じ材料。
これは小道具さんが椅子や机などを作ってる時にあまりの材料で作ってもらったとか。どうぞ写真撮っていってください、って仰ってたので、これ皆さんも思い出の1枚として撮ったらいいと思います。わたしいわれるまで撮っていいのかわからなかったので、ツアー終わったあと写真撮れて嬉しかったです。周りにひともいないし綺麗にとれて大満足です。

【総括】
ね?熱、出るでしょ? 


ほんっとに忘れられない一生の思い出です。ステージから見えた景色を観て、うわあ〜って思ったけれど、あっちゃんや出演者の皆さんに見えているそれとはまったく違うんだよね。同じ場所に立っても同じじゃない。そこへたどり着くまでのみなさんの道のりを思い、また胸が熱くなった。どれだけ近くても届かない遠い場所なんだと改めて思いました。いろんな1歩を積み重ねてようやくそこまで辿りついたんだよね。本当に感慨深かったです。いくらサービスの一環とはいえ、ステージにあげていただいて申し訳ない気持ちになってしまった。
でも、本当良かった。良かった。