5公演目〜笑われた気がするけど気にしない〜

今日はりきって編みこみしたけれど、完成したしっぽの方がどうみてもお正月のしめ縄で、昨日のヘアパックの効果で必要以上にハリ出てしまった我が髪質を恨みながら、しぶしぶ髪をほどき、結果簡素なヘアスタイルで現場に向かいました。(薄毛でお悩みの皆さんすみません。) ぷったんです。普通の髪質が欲しい('A`)/~~~
今日は休み明けの5公演目。*1今日のジョーは前回よりも幼く感じて、その愛くるしさがより際立っておりました。笑顔溢れる日常のヒトコマを演じてた。カーテンコールは笑顔。ゴールドシアターの方とも仲良さそうで、ばばあ感動。あっちゃんの愛し愛されスキル、とっても素敵。

さて今日は公演後に、小堺さん稲本さん宮田さんにMC中井さんというスペサルトークショーがありまして、あつち班仲良く並んで静聴して参りました。実に有意義で作品への愛情も増したし、小堺さん稲本さん宮田さん、そして賢いオタクw中井みほさんがもっと好きになりました。途中何度か、みwwwwほwwwwwwwってなったほどに中井さん面白かった。言葉を引き出すのが上手なのと、みなさん思い入れが強いからなのか、同時に2、3人喋りだしちゃうような時があるぐらいに盛り上がったトークショーでした。ほんっと聞けて良かった。「わが町」の素晴らしさ、小堺さん、稲本さんの素晴らしさにもたくさん触れる事が出来て、このカンパニーだから出来た「わが町」なのだなあとわかるのに十分すぎるほどの1時間でした。
ワークショップで、若い二人が父親に結婚の報告をする、というエチュードをやっていたら、感動してみんな泣いてしまった、とか、今までそんな事言われた事ないのに夜中突然台本を開いて読み出す小堺さんに、奥様が心配になって「大丈夫?」と声をかけた、とか、宮田さんはわが町にとって、とても大切で重要な役である舞台監督の役を小堺さんに断られたら公演を止めようと思っていたほどに、この役は小堺さんしかない!と思っていた、などと裏話もたくさん聞かせてくださいました。あとはアドリブを受け入れない脚本、だとか、ここまで脚本をカットされず上演されるのははじめて?だとか。*2 小堺さんが仰っていた抑える芝居の話もすごく興味深かったです。
聞きながら思わず心の中で「名言 RT」 と呟いたのが、中井さんが今日のご挨拶をしに楽屋を訪ねた時、ボーイズ&ガールズやゴールドシアターの皆さん出演者の皆さんが次々入ってきて、挨拶を交わしている光景を観て、楽屋裏にも「わが町」があるんだなあと思ったという言葉。その言葉を聞いて、本当に素敵なカンパニーなんだなあと、カーテンコールの雰囲気そのままにそうやってみんなで月日を重ねてきたんだなあとしみじみしちゃいました。
いろいろ楽しいお話を聞けたのだけど、稲本さんほんっと凄いなとしみじみ。ピアノ最高ですからね。でしゃばらなくて、ちょっと粋な感じで物語に色を加えるんですよね〜。本当素敵。こんな贅沢もうないかもなあって思うぐらいです。あれだけ素敵なピアノ演奏で舞台に花を添えてくださる稲本さんも、あんなに優しくて素敵な小堺さんも、褒められると照れてはぐらかしちゃったりして、とっても謙虚で本当に素敵な方たちだなあと思いながら、こういう方たちとお仕事してるんだなあとまたまたばばあにんまり。

以下ちょろっと今日のお芝居のお話にまつわるあれこれ。


※ネタバレしてるのでたたみます。ご注意くだ















今日の公演のお客様のシルバー率がまあ高い高いw 幕間もあちこちご老人ばかりでこういう光景もなかなかないなあと思ってたんですが、何が面白いって。この作品は個々の経験値によって感じ方がこんなにも変わってくることがあるんだなあと。私なんかは号泣タイムである結婚式前のそれぞれの家族のやりとり。人生経験豊富なおばあちゃん達からしたら、そういうママの姿とか懐かしんで笑ってしまう感じなのか、結構笑い声が起きてたんですよね。この反応がわたしにはとても新鮮だったし、この作品の幅の広さみたいなものを感じました。それぞれの年代の人たちに、それぞれの楽しみ方を与えてくれる作品なのかもしれませんね。わが町という作品は。 古いのに新しい。 本当に偉大な作品です。幸せだす!

*1:昨日はお仕事だったんですね〜。チラシ用の撮影かなあ?

*2:ちなみにカットされやすいのは舞台監督のセリフらしい