そんなこともあったかもしれない

これ見てきた。

映画ノベライズ版 十三人の刺客 (小学館文庫)

映画ノベライズ版 十三人の刺客 (小学館文庫)

興味があるひとは早い目に劇場へごーしてください。






以下ネタバレ含む感想。













↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓【この下からネタバレ注意】↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




あまりの衝撃に、軽い気持ちで観てしまった、というかなんにもわかってなかったな…と、上映が終わっても立ち上がれず、椅子に体を埋めたまま反省してました。ぐったり。疲れた。本当に疲れた。ラスト数十分、震えと涙が止まらなくて。正確にはほとんど泣いてたかも。観終わった後、松方さんの太刀筋凄すぎてあれで死ぬなんて嘘くさい、だの、面白かったわ〜だの、言ってるひといたけど、途中で退席してるひともいました。手をつけずそのまま放置されてるポップコーンが切なかった。気持ちわかる。私も吐きそうになって飲んでた水が古いんじゃないかと疑ったほど。胃がむかむかとしんどくなって出ちゃおうかと思ったんだけど、僅かに残っていたオタ心(・・・まだだ・・・まだ窪田くん出てきてない・・・)で踏ん張りました。いい年した大人だけど、途中何度もハンカチで視界塞いでしまって情けなかった。PG12ってこういう事なんですね。いい勉強になった。とりあえず、しばらくごろーちゃん見たくない感じですね。芋づる式にぶわーーーーっと出てくる。役所さんが最後に○○の為、○○の為って言ってた時、最後に両手両足を切られた娘の事を出したのがすっごく印象に残ってます。侍として、ではなく、いち人間として、という気持ちを感じたというか。うまく言えないんだけど。市村さんの役が切なかった。二人の最後の対決はしんどかったな…。忠義ってなんだろ。侍ってこうなの? 途中何度も思い出した。儀三郎さんや和助の事。あの時感じたやるせなさをまた思い出して余計苦しくなってしまった。「何にでもなれるという事は、何にもなれないという事でもある」そんな今だけど、だけどやっぱり今がいい、って心から思いました。
基本的に単純に出来ているので、あまり突っ込んだりできないのだけど、さすがの私も伊勢谷さんが不死身なのだけは劇中疑問を感じました。あの設定いる? そして何故、吹石さん2役? でも、ラストシーンは私は肯定派です。山田くんの笑顔も。